NO.10402928
【男子】高校バスケ名南支部6
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569 名前:匿名さん:2014/12/23 09:19
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>>565
「犯罪を犯す」の「を」は、「お湯を沸かす」「ご飯を炊く」「妻を娶る」
などの「を」と同じ「生成の【を】」と考えられます。
この「を」は、一般的な目的格の【を】(ご飯を食べる、テレビを見る、など)
とは異なり、「AをBする」=Bという行為によってAが生じる、
ということを表\わしています。
沸かす、という行為によって「お湯」が生じ、
(お湯を火にかけるのではない)
炊く、という行為によって「ご飯」が生じ、
(ご飯と水を火にかけるのではない)
娶る、という行為によって「妻」が生じるわけです。
(すでに妻である女性と結婚するのではない)
これと同様に、「犯す」という行為によって生じるのが
「罪」や「犯罪」であるわけです。
「罪を犯す」と「犯罪を犯す」はほぼ同義ですが、
「罪」が倫理的見地からの語であるのに対し
「犯罪」はリーガルな見地からの語とである、という
違いがあります。
「犯罪」は、後続の動詞「犯す」と同じ文字を含んでいますが、
「犯す」という行為によって生じたものを表\わす名詞であれば、
文字の重複が起こっても不思議はなく、
誤りではありません。
同様の例としては、
「作品を作る」「漬物を漬ける」などがあります。